2018年8月現在、ビットコインの価格下落が進み70万円を切りました。ここ最近期待されていた、ビットコインETFの承認が9月に延期され、価格下落にも繋がっている。一方でGMOコインが販売所だけでなく取引所を8月15日にスタートさせる予定で、また金融庁がみなし業者の立入検査を行い、登録審査を再開すると発表しました。下火と感じるユーザーが存在する一方で、分散型取引所が誕生しています、またいくつかのウォレットで新しい動きがありました。

 

「自分の仮想通貨を守るためのハードウォレット」

仮想通貨を保有すると大抵は取引所にそのまま放置しておくパターンが多くあります。自分で管理するより取引所に置いておく方が安全だと考えるユーザーも確かにいますし、コインチェックがハッキングされた後に、金融庁が取引所のセキュリティ面の改善指示を出しています。

 

しかし保有している仮想通貨は長期的に保有するならウォレットに移し、できるだけインターネットから分離することが一番の安全策です。ここでハードウェアウォレットをいくつかご紹介します。

 

・TREZOR

日本人ユーザーの使用率も高いハードウォレットです。パソコンとはUSBで接続ができ、自分仕様にカスタマイズでき、また端末は2つのボタンで操作が簡単にできる特徴があります。対応通貨は7種類で日本の取引所で取り扱われている通貨がほとんどです。マイイーサウォレットに接続することで、イーサリアム上で稼働しているERC20のトークンも保管が可能です。ネムはネムのナノウォレットと連携させることで対応できます。

 

・CoolWallet

このハードウォレットはクレジットカードほどのサイズで、カードにはボタンが一つと、液晶パネルがあるだけのシンプルなデザインです。CoolBitx社が提供するスマホアプリを使ってウォレットの操作を行います。USBなどはなくアプリと同期させ、ビットコインなどを送受信します。アカウントを最大5つ作成することができます。このカードとアプリがセットになったウォレットと言えます。

 

・ToastWallet

iPhoneやAndroidに対応したインストールタイプのリップルウォレットです。オープンソースのウォレットで秘密鍵の生成やインポートができる高機能さを持ち合わせています。

 

・モバイルウォレットGinco(ギンコ)

モバイルウォレットはインターネットに常に繋がれているのセキュリティが低いと言われてきましたが、ギンコはクライアント型で独自の暗号通信方式でセキュリティ対策を行っています。クライアント型なので秘密鍵をここの端末に保存することが可能です。秘密鍵を取引所のように1つの場所でサーバーが管理していないので、サーバーがハッキングされ不正送金される可能性は低くなります。

 

ギンコの対応仮想通貨は14種類でしたが、8月6日にリップルが対応したと公式サイトで発表されました。さらに近日中にAndroidにもリップルを予定しているとも告知されました。

 

ギンゴのメリットは他のウォレットと違って日本語対応、無料で使える、簡単で使いやすい、送金手数料が安いといった点があります。

 

・LedgerNanoS

日本のユーザーの利用率が高い、フランス製のハードウェアウォレット「レジャーナノS」です。対応通貨は30種類でしたが、8月7日にLedger社が8種類の通貨の対応をスタートさせたと発表しました。しかしネムやリスクは扱っていないので、移動させる前は対応しているかどうか事前にチェックしましょう。

 

レジャーナノSは2014年に、セキュリティや仮想通貨、起業など様々な分野の専門家によって、ブロックチェーンアプリのセキュリティ面に焦点を当て開発されました。折りたたみのUSBのような形をしておりそのままパソコンに接続することができます。

 

レジャーナノSはAmazonやヤフオクなどで「正規品」と記載され販売されている場合がありますが、中にはハードウォレットの中にウイルスが仕込まれている場合があり、基本的には日本正規代理店で購入するようにしましょう。https://hardwarewallet-japan.com/?afwp=76

 

 

「ブロックッチェーン上で稼働する分散型仮想通貨取引所」

仮想通貨はブロックッチェーン上に存在するが、それらを扱う取引所は一般的に企業や会社といった中央集権型の取引所が運営しています。一方で分散型仮想通貨取引所(DEX)はブロックチェーン上に開設された非中央集権型の取引所です。

 

・メリット

運営者などの中央管理者が存在しないので、資産や取引管理はブロックチェーン上で行われ、秘密鍵は個人が管理することになります。一般的な取引所は運営者が秘密鍵を保管しています。しかしその場合、運営側で不正やハッキングに遭った場合、ユーザーの仮想通貨が流出するリスクがあります。

 

自分で秘密鍵を管理することで安全性と透明性が高くなり、さらに取引をスタートする際も取引所への本人確認などの手続きも不要です。ブロックチェーン上での管理になるので、安全性が高いのでDEX自体がウォレットにもなります。

 

取引所に資産を預ける概念はなく、取引所の運営者に対する手数料も発生しないので、DEXの人気はここ最近高まりつつあります。

 

・デメリット

上記のように多くのメリットはありますが、デメリットもあります。運営者が存在しないので、分からないこと聞くにもサポートが受けられないので、仮想通貨についてある程度は詳しいユーザー向きになるかもしれません。

 

取引所自体に支払う手数料はありませんが、仕組みを維持するためのコストが発生する場合もあるので、それらはDEXの利用前に調べておく必要があります。

 

「分散型取引所おすすめ3選」

①Waves Lite Client(ウェーブスライとクライアント)

専用のウォレットをダウンロードするだけで取引を始めることが可能で、法定通貨の取引もできることで、総合プラットフォームとしての活用が期待されています。

 

②EtherDelta(イーサデルタ)

名前からも察するようにイーサリアムのブロックチェーン上で開発された取引所です。登録も簡単で、イーサリアムを基軸としたトークンのトレード、またはトークンとトークンの取引もできるので柔軟性のある取引所です。

 

③Counterparty(カウンターパーティ)

この取引所はビットコインのブロックチェーン上で開発され、XCPを元に独自のトークンを発行することもできます。個人間のトークンビジネスに利用できることで期待され、中間管理者が存在しないので自由に取引ができる魅力がある取引所です。

 

 

「分散管理型取引所とウォレットについてのまとめ」

仮想通貨をウォレットで管理した方がいいことは分かっていてもなかなか踏み出せないユーザーもいます。ウォレット自体がハッキングされたり、秘密鍵を忘れてしまったり、ハードウォレットを紛失、壊れてしまうかもしれないといったトラブルは絶対ないとは言えません。しかし取引所で何かあってからでは遅いのです。分散型取引所はこれからの取引所の形とも言えます。DEXに関しては今後、利用者が増える可能性は十分にあるでしょう。