「DASH(ダッシュ)」という名の仮想通貨についてお話しましょう。2017年に入ってから高騰している注目の仮想通貨です。

DASH という名のコイン

DASH は、もともと2014年に「Darkcoin(ダークコイン)」として公開された仮想通貨でした。

その名前の由来は、匿名性の高さです。しかし、この名前ではイメージがよくないということで、2015年になって DASH に改名されました。当初から人気の高いアルトコインでしたので、仮想通貨に詳しい人であれば当時から知っている人は多かったようです。

2017年に入ってからは価格も高騰しているため、より人気の高いコインになりつつあります。いまでは値上がりを求めている投資家たちにとって注目のコインだといえるでしょう。

DASH は、その名前の通り(?)、「取引のスピードが早い」という特徴があります。

比較対象としてビットコインを挙げてみましょう。ビットコインは取引に時間がかかる仮想通貨として有名ではありますが、そのブロック生成は10分間隔といわれています。他の数あるアルトコインも、数分はかかるものが多くを占めているといっていいでしょう。

これらと比較してみると、その早さは一目瞭然。DASH のブロック生成時間はビットコインの4分の1、約2分半といわれています。

さらに、ユーザーがスピーディーに取引を行いたい場合は、なんと4秒以下という短時間で取引を完了させることができます。

 

匿名性の高さが特徴

次に、DASH の特徴である「匿名性の高さ」について説明します。

これもビットコインと比較して考えてみましょう。ビットコインは、ブロックチェーン上で管理されています。

ビットコインの取引はブロックチェーンというしくみにより常に公開されているため、「誰から誰に渡ったか」といった情報をインターネットを通して確認することができるようになっています。

DASHはダークセンドと呼ばれるトランザクション形式が採用されており、この点がビットコインとは全く異なります。このダークセンドにより匿名性が保たれるようになっているのです。

しくみを簡単に説明します。取引の中で送金されたダッシュは、管理ノードと呼ばれるところにいったん集められ、そこで複数の送金がシャッフルされます。その後、それぞれ受信者に送金されていくというしくみです。

他のアルトコインやビットコインのように、直接、二者間で送受信が行われるのではなく、複数の送受信者間で行われ、そこでシャッフルされるため、誰が誰に送ったかわからないという構造になっています。

このように匿名性が高いという点は、DASH のもつ大きな特徴といえるでしょう。

 

マスターノードが取引を管理

DASH のもう1つの特徴は、マスターノード(いわゆる管理者)と呼ばれる存在にあります。

取引が超短時間で可能なのは、改名時に「Instant X」と呼ばれる決算手段を採用したためです。ユーザーがこの決算手段を選択した場合、通常の取引とは異なり、マスターノードによって即時に取引が承認されます。

ビットコインでは各ノードが一斉にマイニングと承認に参加しますが、DASH では選ばれたマスターノードが取引の追記作業を行います。承認も同様です。

そのため、DASH ではマイニングにおける負荷が大きく軽減され、取引が驚くべき早さで終了するのです。

Instant X は、いまでは「Instant Send」と呼ばれるようになっています。これについては別の記事で詳しく説明しましょう。

ここでは、その名が象徴しているように「DASH は取引時間が超時短」ということ、それと「匿名性が非常に高い」という特徴を覚えてくださいね。