ビットコインの兄弟分として知られる「ライトコイン」についてご紹介しましょう。決済スピードが改良されている点が大きな特長です。

ビットコインの決済スピードを改善

ビットコインによく似たものとしてライトコイン(=Litecoin、LTC)が挙げられます。先に開発され、仮想通貨の中で最も一般的に知られるようになった「ビットコイン」に似た性質をもつものです。

後発であるという利点を活かし、ビットコインがもついくつかの欠点を改良したところに、いくつか特徴があります。

まず、ライトコインでは、埋蔵量(総発行枚数)がビットコインよりかなり多めに設定されています。

次に、発掘にかかる時間や労力が大きく減少しており、特に端末CPUへの負荷が軽減されていることから、一般的なPCでも採掘が可能だという特徴があります。

最後に、ビットコインで最も問題となりやすい決済スピードを高速化することができるよう、システム面での見直しが実施されています。

ビットコインと比較すると、決済にかかる時間は20%から30%程度にまで減少しています。

埋蔵量(総発行枚数)の多さから流通量が増加しやすいため、決済手段としてはビットコインより優秀なものとして認知されているといってよいでしょう。

 

ビットコインとの補完関係

ライトコインではこうして改良された新機能や改善点の側面を有しつつも、あくまでビットコインから派生したものとして、通貨としての基本的な扱いや仕組みはビットコインに準拠しています。

最も認知度が高く、一般に広まったビットコインと同様の扱いが可能であるために、すでにビットコインの扱いに慣れていれば、すぐに馴染めるというのは、良い特徴のひとつといえるでしょう。

こうした側面を反映しているからか、ライトコインは急速に取扱い場所を拡大しています。

暗号通貨の中では、2017年の流通量をみると、ビットコインに次ぐ流通量となっていました。

相場に関しても特徴がみられます。ビットコインがおおむね低調のときに、ライトコインの価格相場が上昇するというような関係性です。

これは、ライトコインがビットコインと近い性質をもっているために、ビットコイン下落時の代替手段としてライトコインの保有を検討することが多いためでしょう。

 

広がりつつあるライトコイン

代替需要の傾向は、今後さらに強まると考えられており、ビットコインを補完する仮想通貨としての位置づけを確立していくのではないかと推測されます。

投資面ではビットコインのリスクヘッジ先として重宝されることが考えられ、一時的にビットコインの代わりになることが考えられます。

こうしたことから、ライトコインを特徴づける最も大きな要素は、「その成長が期待されている」ことではないでしょうか。

ライトコインの広がりは海外が中心となっていますが、海外の取引所も日本語対応のところが増えていますから、今後はいっそう取引や売買が簡単に行えるようになっていきます。

投資・決済への利用が増加してくれば、日本での取扱い場所も増えていくことでしょう。